武宮秀鵬の油絵などを買受け致しました。

  • 武宮秀鵬
買取した品
油絵 民芸品 洋食器 贈答品 座卓 小引出し 椅子
買取方法出張買取
お住まい東京都西東京市田無町
買取参考価格110,000円

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフからのコメント

 お引越しに伴いお声掛け頂きました。荷物を減らすために泣く泣く、、、と言うお話だったのでややプレッシャーを感じながら査定。油絵と民芸品、洋食器、贈答品など細かいお品物の他に座卓、引出し、椅子なども買取、結果的にある程度の物量になりましたのでボリューム的にはご満足頂けたかと思います。本当は手放したくないお品物に金額で評価を付けるのは心苦しいですね(;^_^A

武宮秀鵬

画像は武宮秀鵬の油絵。

 武宮秀鵬は、自然や動植物の共生をテーマに絵画を制作する画家です。彼の作品は、日本の美や躍動感あふれる表現、時に安らかなイメージをも感じられることが特徴です。1992年度~1996年度には小学校国語の教科書の表紙絵に作品が採用され、絵本「ほしになったふね」武宮秀鵬 作 絵(金の星社1997年)も出版するなど多方面で活躍しています。

 武宮の画家として特筆すべき点は、ある時期から画風が大きく変化したこと。2004年までは主にテンペラ画を制作していたのですが、2006年以降は、和のテイストが感じられる油彩画を手掛けています。テンペラ画とは5世紀頃の西洋が発祥であり、顔料を卵などで混ぜて定着させる古典的で堅牢な絵画技法のこと。特徴としては鮮やかで不透明な色彩、そして平面的で経年劣化も少ないことが挙げられます。

 武宮のテンペラ画は、夢のように非現実的で幻想的な作品が多くあります。一方テンペラ画より後に発明された油彩画は顔料を油で溶いて絵を描きます。透明感のある色彩表現や厚塗りも可能な技法として、今日も多くの画家が使用しています。武宮の手掛ける油彩画は、一見色彩が大胆で華やかな印象ですが、日本古来より使われてきた色調が用いられ、さらに何層にも重ねられた絵具によって柔らかな質感を表現しているため、落ち着いた印象を受けます。画家が日本美術に関する深い見識をもっていることがうかがえますね。

 武宮は、1956年に畳職人の父親と和服の仕立てをしていた母親のもと、東京都に生まれました。1981年に東京芸術大学美術学部絵画科油画卒業後、神奈川県民ホール・ギャラリー、ルミナ画廊 (東京)にて個展を開催し、1985年に開催されたセントラル美術館日本画裸婦大賞展では入選を果たしました。さらに翌年にはセントラル美術館日本画大賞展にも入選、そして、プロの画家を多く輩出している現代洋画精鋭選抜展では金賞を獲得します。続いて1991年の現代洋画精鋭選抜記念展でも大賞を受賞、1997年に日動画廊主催の昭和会展にて日動火災賞も獲得する等、数々の賞を授与されています。2006年以降は「東美アートフェア」、「KIAFアートフェア」(韓国) など美術商たちが1つの会場に集まって作品を展示するアートフェアに参加し、2008年には中野邸美術館 (新潟) にて展覧会が行われました。その後も多数個展を開催し、精力的に制作活動を行っています。

今回の油彩画は、武宮自身の心象風景やファンタジー、祈り、夢などさまざまなイメージを彷彿させる作品です。

お声掛け頂きありがとう御座いました!


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