鏑木清方作品の買取

鏑木清方 美人

大切なコレクション、ご自宅で眠っている「鏑木清方」作品の売却ならぜひ、やましょうにご相談ください。

鏑木清方について

 鏑木清方(かぶらき・きよかた)は、明治~昭和にかけて活躍した日本画家です。近代美人画を得意とし、東京の下町を描いた風俗画などを多く制作しながら、帝国芸術院会員も務めていました。鏑木は、1878年に東京の神田に生まれました。本名を健一といい、ジャーナリストだった父、そして神田という下町で過ごした影響もあり、幼少時から噺家や浮世絵師など文化人と接する機会に恵まれました。

10代前半には、浮世絵師・水野年方に入門。15歳の時には「清方」の画号を授かります。17歳頃から、「やまと新聞」「東北新聞」「九州日報」などの挿絵画家としての活躍をスタートさせることとなりました。20代には、より多くの文化人と交流を持つようになり、小説家・泉鏡花の作品「三枚續」の口絵と装幀の依頼を受けたことをきっかけに、泉鏡花との親交を深めています。

やがて、文学の世界へも興味を持ち始めていった鏑木は、随筆集も創作するようになりました。やがて、仲間の画家と共に烏合会を結成。展覧会などを開催して作品の発表の場をつくり、同会では後に代表作の1つとなる<一葉女史の墓>も生まれています。文展開設後は、同展にて<鏡>(双幅)が初入選・褒状となり、以後毎年出品を重ね、後に<黒髪>が特選に選ばれています。

1927年、49歳の頃に帝国美術院展に出品した<築地明石町>が帝国美術院賞を受賞。有名文学雑誌で挿絵を担当するなど、挿絵画家として高い評価を受けていた鏑木が、日本画の作品でもその名が知られるところとなったのです。1930年に恩人であった三遊亭円朝をモデルにした作品<三遊亭圓朝像>を帝国美術院展に出品。この作品は2003年に重要文化財に指定されました。41歳の時には帝国美術院展の審査員を務め、晩年は日本美術展覧会の審査員に任命されています。

絵画制作だけでなく、若い画家たちを励まし、美術界の躍進にも力を尽くしていたのです。第二次世界大戦では大きな被害を受け、自宅が消失。鏑木の作品には、東京の下町風俗画が題材として多く扱われましたが、戦争と関東大震災によって、かつての東京の景色は消えてしまったことは画家・鏑木にとって言葉に尽くしがたい出来事であったに違いありません。

終戦後の1946年、鏑木は住まいを神奈川県鎌倉市雪ノ下に移していますが。数年の後に、1887年頃の東京下町の様子が描かれた優品<朝夕安居>を制作しています。鎌倉市雪ノ下という地は、1972年に93歳で亡くなるまで生涯制作に明け暮れる場所となりました。1954年、鏑木が76歳の時に文化勲章を受章。芸術分野においてだけではなく、国を代表する文化人として認められた出来事といえるでしょう。

上村松園と並び、美人画の大家として高い評価を受けた鏑木の作品は、絵画的な美しさだけでなく、浮世絵の伝統・江戸文化に裏打ちされたこれまでにない風俗画として、新風を巻き起こしました。彼は、文学の才能にも恵まれ、特に随筆の分野で作品を残しており、自伝として<こしかたの記><続こしかたの記><築地川><褪春記><銀砂子>などを刊行しています。

現在、鏑木が多くの時間を過ごした鎌倉市にある雪ノ下の自宅跡には、鎌倉市鏑木清方記念美術館が建てられています。ご遺族より鎌倉市に作品・資料・土地建物が寄贈されたことがきっかけで開館した施設で、鏑木の名作が多数所蔵・公開されています。2003年に<三遊亭圓朝像>が重要文化財に指定されるなど、近代においても鏑木の作品は大きな影響力を持っています。

彼の代表作としては、1902年に制作された<一葉女史の墓>が挙げられます。この作品は、樋口一葉の<たけくらべ>に登場する主人公・美登利を描いたとされています。他にも、金沢八景(現在・神奈川県横浜市金沢区)の別荘にてインスピレーションを受けたという1925年作の<朝涼>という作品もよく知られています。こちらは、早朝に長女と散歩するひとときから誕生した作品だといわれています。

また、鏑木の美人画における代表作の1つ<築地明石町>は、1927年に制作されたものですが、長きに渡り所在不明とされていました。いわゆる幻の名作と呼ばれる作品なのですが、近年発見され大変話題となりました。この作品を帝国美術院展に出展した際に帝国美術院賞を受賞しています。<築地明石町>と三部作として扱われる1930年制作<新富町><浜町河岸>は、現在東京国立近代美術館に所蔵されています。

鏑木が長きに渡り、描き続けた<三遊亭円朝像>や<築地明石町>を始めとする大作のほか、<鰯><朝夕安居>などは、江戸の人々の暮らしを題材とした風俗画は他の画家の追随を許さない、鏑木独自の洗練された作風といえるものでしょう。鏑木作品に心惹かれる美術愛好家は現在も多く存在します。

代表作品

築地明石町新富町浜町河岸三遊亭円朝像朝夕安居

鏑木清方作品の買取事例

事例紹介一覧を見る

鏑木清方の参考買取価格

お売りいただけるアイテムがございましたら、お気軽にご連絡ください。

鏑木清方作品の査定のポイント

  • 01

    真贋

    帝室技芸員である鏑木清方には贋物が多数存在するためまずは真贋の確認が必要です。所定鑑定機関は東美鑑定評価機構ですのでこちらの鑑定書が付属するとプラス評価になります。

  • 02

    来歴、所載品

    鏑木清方画集などの図録に掲載されている作品や展覧会などに出展された来歴などがしっかりしている作品は特に高評価です。

  • 03

    モチーフ

    鏑木清方と言えば美人画ですので他のモチーフに比べて高価買取が期待できます。また、現代の需要に合う額装に適したサイズが好まれます。

関連する展覧会・記念館・美術館情報

鏑木清方記念美術館

〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号

公式ホームページはこちら

お問合せ・ご相談はこちら

「モノ」を大切に、次世代へ
繋ぐ架け橋となります。

全国対応・査定無料
お気軽にご相談ください

通話料・お見積り費用無料

0120-940-351

受付時間 8:00~18:00 年中無休

買取には本人確認が必要です

古物営業法第15条第1項の定めにより、買取の際にご本人様確認をさせていただきます。
宅配買取の場合は、本人確認書類のコピーを送付してください。
なお、ご提示いただいたお客様の情報は、当店のプライバシーポリシーに則り、厳重に保管いたします。

本人確認書類としてなもの

  • パスポート
  • 学生証
  • 身体障碍者手帳
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 住民基本台帳カード
    (Bタイプ)

本人確認書類はいずれもご本人様のお名前・現住所・顔写真・生年月日(または年齢)があり、有効期限内のものに限ります。
※1)2020年2月4日以降に発給されたパスポートは、住所欄が掲載されていませんので本人確認書類としてお取り扱いできません。

買取の流れ

  1. 01

    ご相談・お申し込み

    お電話・LINE・メールにてご相談、お申込みいただけます。
    査定は無料ですのでお気軽にご利用ください。

  2. 02

    査定・結果のご説明

    査定させていただき、買取金額をご提示致します。
    相場に基づいた適正査定で安心です。

  3. 03

    お支払い

    査定金額にご納得いただけましたらお支払いいたします。
    宅配買取の場合は、お振込みとなります。

やましょう 出張買取対応エリア

関東地方を中心に承っております。詳しくは対応エリアをご確認ください。

PAGE TOP