草間彌生作品の買取

大切なコレクション、ご自宅で眠っている「草間彌生」作品の売却ならぜひ、やましょうにご相談ください。
草間彌生について
草間彌生(くさま・やよい)は、世界的に有名な前衛芸術家です。28歳の時に渡米し、これまで単一モチーフの反復と増殖による自己消滅という自らの哲学を表現してきました。世界各地の著名な美術館で大規模な展覧会を開催した経歴を持ち、名実ともに日本を代表する芸術家といえるでしょう。また、過去には松本市名誉市民・文化功労者・新宿区栄誉区民にも選出されています。
1929年、長野県松本市に生を受けた草間は、幻視・幻聴を体験していた幼少期より網目模様や水玉をモチーフにした絵を描き始めます。渡米~1960年代後半には、10メートルに及ぶ巨大な平面作品やソフトスカルプチャー(木や金属ではない布、糸、ゴムなどを素材として使った彫刻作品のこと)や鏡・電飾を使った作品、ボディ・ペインティング、ファッション・ショー、反戦運動などのハプニング(1950年代から1970年代を中心に行われた偶然性を尊重した演劇的なできごと)と呼ばれる作品を手掛けるようになりました。
そして世界で最も長い歴史を誇る国際美術展、ベニス・ビエンナーレに参加し、<ナルシスの庭>を発表。1968年には自作の映画<草間の自己消滅>にてベルギー国際短編映画祭入賞、アン・アーバー映画祭で銀賞を受賞するなど映像を媒体とした作品にも着手し、優れた芸術家として評価を受けます。1973年、日本に帰国後は活動の場を広げ、美術作品の他に小説や詩集も発表しています。自作の小説<クリストファー男娼窟>では野性時代新人賞を受賞するなど、小説家としても持ち前の表現力を遺憾なく発揮しました。
1980年代にフランスのカレー市美術館、ドール美術館、ニューヨーク国際芸術センター、イギリスオックスフォード美術館で個展を開催し、1994年頃からは野外彫刻も制作するなど、素材・サイズ・場所に囚われない自由な発想のもと芸術活動に情熱を注ぎました。1990年代後半に入ると、主に活躍の場をニューヨークに移し国際美術評論家連盟よりベストギャラリー賞1995/96、ベストギャラリー賞1996/97を受賞。芸術家・草間彌生の名はますます世界に広まり、ロスアンゼルス・カウンティ・ミュージアム、ニューヨーク近代美術館、ウォーカーアートセンター、東京都現代美術館を巡回する大回顧展が行われます。
2000年には、芸術選奨文部大臣賞、外務大臣表彰、朝日賞、紺綬褒章、フランス芸術文化勲章オフィシェ受勲などを受賞。国内外で彼女への注目度は日増しに高まり“世界の草間”として日本を代表する女性前衛美術家の地位を築きました。2004年に始まった森美術館の個展「クサマトリックス」では来館者数52万人を動員、東京国立近代美術館でスタートした個展は京都国立近代美術館、広島市現代美術館、熊本市現代美術館、松本市美術館など日本を代表する著名美術館を巡回し、国内の美術愛好家以外の人々にも彼女の作品が広く知られることとなります。
2006年にライフタイムアチーブメント賞(芸術部門)、旭日小綬賞、高松宮殿下記念世界文化賞絵画部門を受賞。ドキュメンタリー映画も後に公開され、ガゴシアン・ニューヨークやヴィクトリア・ミロギャラリーなどの世界的に有名なギャラリーでも個展が開催されるようになります。国内外のトリエンナーレやビエンナーレにも参加し、欧米回顧展や南米回顧展も催され、草間の作品は世代国籍問わず、人々に大きな感動を与えました。
日本においても国立国際美術館企画「永遠の永遠の永遠」展がスタート、静岡県立美術館や松本市美術館など複数の美術館を巡回します。さらに2014年にはニューヨークのアイコンともいわれるグッゲンハイム美術館にて展覧会を開催。その翌年にも北欧の美術館を中心に個展が開かれました。2016年には文化の発展にめざましい功績をあげた人物に授与される文化勲章を受章しています。近年でも欧米を巡回する個展が企画され、国内では「草間彌生 わが永遠の魂」が催されるなど現在でも精力的に制作活動を続けています。
2009年に着手したシリーズ<わが永遠の魂>は12年間で800点以上制作され、2021年に入ると<毎日愛について祈っている>シリーズの制作を開始するなど、草間が現状に満足することなく新しい表現に挑戦し続けています。世界的に良く知られているブランド、ルイ・ヴィトンとのコラボレーション「LOUIS VUITTON × YAYOI KUSAMA Collection」を発表しており、今後も多方面での活躍が期待されています。
代表作品
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草間彌生作品の査定のポイント
- 01
真贋
価格の高騰から多くの偽物が現在進行形で作られ蔓延しています。シルクスクリーンでしたら版元や取扱ギャラリーのシール、原画であれば株式会社草間彌生(旧:株式会社草間エンタープライズ)の発行した草間彌生作品登録カードが必須です。
- 02
状態
日焼けやシミなどの無い綺麗な状態が一番評価が高くなりますので保管方法や展示場所に注意しましょう。
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作品モチーフ
草間彌生と言えば「かぼちゃ」、誰もが見て草間彌生の作品とわかる「かぼちゃ」が描かれた作品が一番高額になります。
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