北大路魯山人作品の買取

北大路魯山人 織部湯呑

大切なコレクション、ご自宅で眠っている「北大路魯山人」作品の売却ならぜひ、やましょうにご相談ください。

北大路魯山人について

 北大路魯山人(きたおうじ・ろさんじん)は、本名を房次郎といい、魯山人という名は自ら「魯(愚かな)山人」と名乗ったことが由来とされています。陶芸作品の制作数は延べ2、30万点とも伝えられており、通常陶芸家が制作する数を優に超えます。多作の作家であったことがうかがえます。その他にも文筆家、美食家、書道家、料理家としてさまざまな顔をもつ魯山人は、現代でもよく知られている偉人といえるでしょう。私生活ではその個性故にさまざまな人と衝突を繰り返したといわれていますが、自由でおおらか、素朴で愛情深いという非常に人間味あふれた人物であったようです。

魯山人は1883年に京都の上賀茂神社の社家の次男として生を受けました。しかし、実際は生活の困窮から農家に養子に出され、その後も転々と養家が変わっています。美食家として知られている魯山人ですが、料理に関心を持ったきっかけは既に6歳の時に養家で炊事を行っていたからだそう。その後は、書の世界で類まれなる才能を発揮することとなります。既に十代の頃には、書の腕が評判となっていた魯山人。

書家を志して1903年、20歳の時に実母がいる東京へと出向きます。その翌年には日本美術協会展の書の部に出品して、一等賞を受賞。当時この若さでの受賞は異例といえるものでした。町書家・岡本可亭の内弟子になり、1908年には中国北部に渡って書道や篆刻を学び、その後は朝鮮総督府に書記として勤めます。30代に入ると、文人や数寄者、陶芸家、資産家たちと知り合い、若かりし頃から惹かれていた骨董・古美術の世界にもより深い見識をもつようになります。そして37歳の時に、中村竹四郎と共同で古美術骨董を商う「大雅堂美術店」を開き、店の器に魯山人自ら調理した料理を盛り付け、ふるまうようになります。これが会員制「美食倶楽部」の始まりです。

その後、美食倶楽部は大変な人気を博し、財政界の名の知れた人々が彼の料理を求めるようになります。1923年に関東大震災でお店を失いますが、1925年に東京赤坂の地で会員制料亭「星岡茶寮」をスタート。会員には各界の大物が名を連ね、昭和恐慌の世でありながら星岡茶寮はますます評判となりました。また、1927年には神奈川県北鎌倉に星岡窯という陶芸窯をつくり、日本各地の有名な窯から職人を引き抜いて、器制作を本格的に始めます。経営は順調にいくと思われましたが、魯山人の強引な手法と自由奔放さに不満を募らせた反対勢力により、1936年に茶寮を追放されてしまいます。その後は星岡窯にて作陶に明け暮れる生活をおくりました。

第2次世界大戦後は進駐軍にその才能が認められ、その縁で欧米の美術館・博物館を訪れたり、講演する機会を得るなど日本の伝統的な美術と魯山人独自の感性を生かした芸術家として国際的にも高い評価を得ています。あのパブロ・ピカソとも親しく交流していたという記録も残っているそう。そして1959年、76歳の時にその波乱万丈な生涯を終えました。

魯山人は、文部省から2度にわたり重要無形文化財(人間国宝)認定の要請がありましたが、いずれも受け入れることはありませんでした。権威には見向きもせず、自らの理想を追い求めた魯山人の作品は、専門陶工にはない独特の世界観を突き詰めたことで、それまでになかった焼き物をつくりあげました。織部焼、志野焼、信楽焼、唐津焼など多種にわたる作品は豪快でいて、気品も漂います。そして料理人ならではの視点が感じられることも特徴。後世に残るその傑作たちは、美術市場で確固たる人気があります。

代表作品

雲錦大鉢乾山風椿絵鉢織部マナ板皿色絵福字平向

北大路魯山人作品の買取事例

北大路魯山人の参考買取価格

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北大路魯山人作品の査定のポイント

  • 01

    真贋と共箱の有無

    北大路魯山人のような有名作家には贋物の存在がつきものです。人気の高さゆえに数多くの贋物が出回っていますのでまずは真贋の確認が必要です。本人により箱書がされた共箱の有無も買取価格に大きく影響致します。

  • 02

    傷の有無、状態

    どれだけ小さな傷でも査定額に大きく影響してしまいます。また、保管状況によっては汚れや共箱の劣化などが生じ価値を損ないますので保管場所には注意が必要です。

  • 03

    作行きと作成時期

    魯山人の作品は陶芸作品だけでなく書や篆刻など様々あります。中でも陶芸作品が一番人気があり評価も高くなりますがその陶芸作品の中でも技法や図柄など作品によって評価が異なります。乾山写など代表作と言われるような作品、図柄の物が特に高評価になり同じ技法でも晩年に作成された作品が特に好まれます。

関連する展覧会・記念館・美術館情報

足立美術館 魯山人館

〒692‐0064<br /> 島根県安来市古川町320

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