三鷹市下連雀にて買い取りさせて頂きました木彫りの熊の置物(茂木多喜治 号:北雪)です。

 三鷹市のお客様よりお引越しにともないお声掛け頂きました。天袋や物置から出て来た贈答品や30年ほど仕舞い込まれていたお子様の玩具、松本民芸の椅子や丸テーブルなどと共に買取りさせて頂いたのが写真の茂木多喜治作(号:北雪)の熊彫刻です。ざっくりとした面彫りながら熊の雄々しさと愛らしさが見事に表現されています。

彫刻 北海道

木彫りのクマと言うとアイヌの生産品と思われがちですが北海道八雲の農民が冬の閑散期に現金収入を得るために始めたのがその発祥で今回お売り頂いた茂木多喜治も戦前から製作をはじめ昭和天皇にその作品を献上、その後、木彫りくまの製作を専業に行っていた作家です。

熊彫りの講師も務めた茂木氏の教え子には引間二郎(木歩)、加藤貞夫、上村信光がいます。その他、有名な作家に茂木氏と同時代に製作し彫刻家としての評価も高い柴崎重行(号:志)や旭川の木彫り彫刻家の藤戸竹喜などがおります。

昭和期には各家庭に一つあったのでは?!と言うくらい買い取りにお伺いすると良く目にする北海道のクマですが査定の付かない物が殆ど。ただ、作家によっては確りと彫刻作品、美術品としての査定が付きます。これはどうだろう?と言う熊彫刻が御座いましたらお問い合わせ下さい(戦前~昭和初期の作品、八雲の作家などが買取りできる場合が多いです)。

お声掛け頂きありがとう御座いました!

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