埼玉県所沢市のお客様より在銘(金子城康)の弓矢など弓具をお譲り頂きました。

 御遺品の整理中でちゃぶ台、木彫りの置物など色々あるから見に来て欲しいとの事とでお伺い致しました。昭和30年代の古い家具をはじめ木彫りの恵比寿様と大黒様、九谷焼の獅子置物など比較的良く見る物が殆どでしたが、弓矢などの弓具に関しては良い物が揃っておりました。

金子城康 弓 邦行 矢

弓は金子城康、矢は篠原邦行・他、象牙のギリ粉入れ、矢筒も籐で編まれ漆で塗られた出来の良い物です。いずれも昭和の初めの物でしょうか。かつて海軍軍人だったお父様が戦前から愛用されていた物だそうです。軍人さんだったとの事で、勲章や軍服なども買取り可能ですけど御座いませんか、と確認すると、、、え、そんな物まで売れたの?!みんな捨てちゃったわ~、との事。こんな話はしょっちゅうなので何度も書きますが出来れば何も捨てず、整理を始めた最初の段階でお声かけ下さい。散らかっていても汚れていても我々は一切気に致しません。

その後、残りのお部屋を見せて頂いているとお客様が思い出したようにそこに置いてあったゴミ袋をゴソゴソ、、、これは軍関係の物かしら?と取り出されたのがこちら。

勲章 記念 従軍記章

昭和14年と15年の海軍検定褒章です。兵士に対して、練度の向上、士気の高揚をはかるために定められた検定と褒章制度。75年前日本を守るため日夜、血の滲むような訓練をされたいた事でしょう。そして授与された褒章が危うくゴミに。。。私も戦争を知らない世代の1人ではありますが命を賭して戦って下さった方々に感謝の気持ちを持って日々過ごしたいですね。

何はともあれ弓具のお陰でお客様にも喜んで頂く事が出来て良かったです。
この度はご指名、誠にありがとう御座いました。

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