新宿区荒木町のお客様より茶道具などと共にお譲り頂きました十四代酒井田柿右衛門の菓子器(濁手 柿文)です。

 新宿区荒木町のお客様よりご遺品の整理にともない茶道具を買取りさせて頂きました。茶碗から水指、棗、茶掛などと共に買取させて頂いた14代柿右衛門の菓子器(濁手 柿文 隅入方形 菓子器)がこちら。

14代 酒井田柿右衛門 菓子器

こちらは柿右衛門家に江戸時代から残されている土型の一つ「天保九年戌四月酒柿」銘を実際に使用して特別に制作された作品。お米の研ぎ汁のように温かみのある白色の素地を持つことから「濁手」と呼ばれております(「にごし」とは佐賀地方の方言で米の研ぎ汁の意)。

 菓子鉢

写真では巧く表せないのが残念ですが吸い込まれるような綺麗な乳白色、そしてその乳白色に映える色絵、この凛とした美しさは他の磁器には無い温かみを感じます。江戸中期に一度途絶えたこの手法ですが12代、13代柿右衛門により復元され今回買い取りさせて頂きました14代柿右衛門へと受け継がれ、14代は2001年に重要無形文化財(色絵磁器)の保持者(人間国宝)に認定されています(2013年に逝去(享年78歳)、2014年に襲名した15代が当代)。

お声掛け頂きありがとう御座いました!

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